クライマーズ・ハイ 横山秀夫
前にも少し触れたのですが、改めて

映画化もされました、原作本は移動時の合間に暇つぶしで購入したのですが、何度も読み返せるほどの面白さでした。

一応内容は日航機墜落事故を下敷きに、地方新聞社を舞台とした物語
実際感じ、垣間見るのは1985年8月12日(事実上は前日)から始まる混沌とした夏、同時に赤軍事件(物語上)から続く混沌、そこに蠢く主人公含む人間の混沌(社会的立場から身近な親子関係まで)
著者の得意とするカオスの中のカオス、すべて飲み込み混ざり合いながらラストまで一気に読ませてくれます。

横山秀夫著作と言えば「半落ち」「臨場」など映像化されているのですが
正直どれも原作に追いつけない物ばかり(臨場はTVドラマなので予算の関係や視聴者の関係も有りなのですが)
クライマーズ・ハイに関しては映画にする上で墜落事故を中心にし過ぎて、原作で重要視された物が抜け落ち過ぎている事です。
たしかに映画という時間的制約や人間関係舞台関係の簡略化など必要だとは思うのですが・・・

私的にはあまりの改編(改悪)の多さに嫌になってしまったので・・・
正直原作知らない方には日航機墜落事故をネタにした単なるお涙頂戴物となってる気がします。
映画版しか知らない方には、ぜひ原作を読んで頂たいです。



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